NHKのTVドラマ『正直不動産』が話題のようですね。
我が家にはテレビがないので、ドラマを見たことはないのですが、漫画なら読んだことがあります。
業界にどっぷりつかっている私からしたら当たり前のことも、身近な皆様にとって不動産業界の闇の部分は興味があり、エンタメとしても成立するのでしょうね。
確かに、私も両親と共に22年前に起業して不動産業界に飛び込んだときは驚きの連続でした。
うちは父親が銀行→大手住宅メーカーに長年勤務してからの脱サラ起業。
そして私は、まったく場違いな医療検査関連の仕事からの脱サラ起業。
私は先に会社を辞めて起業準備していた矢先、、両親から一緒に不動産ビジネスをやらないかと誘われてのスタートでした。
住宅メーカーに長年勤めていたとはいえ、不動産屋ビジネスに関してはまったくの素人の父と、事務職の仕事をしていた母と私、弊社サンプランは家族3人で創業し、今に至ります。
皆様のおかげで、今年で22年。
26歳から業界にいますので、宇都宮市内の同年代(40代)では最古の部類に入る業界人になると思います。
不動産業界は人材の流動性が高く、長い期間同じ会社に勤めている方はかなりレアなんです。
それだけサラリーマンの中でも超実力主義社会で、結果を出せば高額の賞与は当たり前で高収入を狙える反面、結果をだせなければ容赦なく叩かれ退場していく業界でもあります。
業界を生き残った実力のある方々はもともと独立思考が強いので、ある程度勤めたら脱サラして自分の会社を起業していくことになります。
そのため、不動産業界で会社勤めの方は、他の業界に比べて在籍期間が短くなる傾向にあります。
ドラマ正直不動産はなぜウケるのか?
知らいない方のために、ざっくりとドラマのストーリー概略を。
お客にとってデメリットな事実は巧妙に隠し、得意のセールストークでおいしい情報ばかり並べてきたトップセールスマンの主人公が、急に言わなくていいことまでペラペラとしゃべるようになってしまい、毎回毎回お客は大激怒。
契約寸前の案件は次々と台なしになってしまう。“正直すぎる不動産屋”となってしまい、営業成績はガタ落ち。
果たしてこれか厳しい不動産業界で生き残れるのか?……というストーリーだ。
つまり本作は、“家を売る人”と“家を求める人”の痛快な人間ドラマに仕上がっています。
同時に、不動産に特段詳しくない人でも普通に楽しめる痛快お仕事コメディーでもあります。
不動産業界を描いているが、不動産業界の“本当の姿”に迫っているかというと、そこはドラマですからかなり乖離している表現も多々あります。
しかし、それだからウケていると思います。
不動産業界のリアルな姿に迫りたいなら、ドラマではなく・・・・・