不動産に携わる者として、地域人口の動向は常に気を配っております。
日本全体としてはすでに、2011年から12年連続で人口は減り始めています!
しかし、全国均一に人口が減っているわけでもなく、首都圏の一極集中傾向が年々顕著になっています。
コロナ禍中に、一旦、首都圏への流入がストップしましたが、コロナ禍が明けると、また元通りに首都東京に全国から人が集中する傾向が強まっています。
栃木県は若い女性の流出が大きな問題に!
人口を維持し、地域に活気を維持するには若い女性の定着率が非常に重要です。
若い女性が多ければ多いほど、人口減の影響を受けにくくなります。
しかし、、残念なことに栃木県は都道府県別の男余り県ランキングで全国2位になってしまっています😢
男余りランキングとは、結婚適齢期の20代〜30代の未婚男性と未婚女性の人口差を未婚男性を分母として割り出したもので、要はどれだけ人口比で男性が余っているかを各都道府県別にランキングしたものです。
特に、少し古い2020年のデータですが、男余りランキングがこちらです!
1位 福島県1.40
2位 栃木県1.39
3位 茨城県1.39
4位 富山県1.36
5位 群馬県1.35
データは女性一人に対して、どれだけの男性がいるかを示しています。
つまり、栃木県を含む、5位の群馬県までは35%以上も男性が方が多く、未婚女性が全員結婚したとしても35%は相手がいないということになります💦
総人口で比べれば、寿命の長い女性の人口の方が多くなるのですが、未婚人口だけで比べれば、逆に男の方が430万人も多くなるのです!
そうなる理由は、そもそも出生男女比が女100に対して男105と男の方が多く生まれることに加えて、お見合いのような社会的に結婚お膳立てシステムが崩壊して以降、
離婚再婚を何度も繰り返す時間差一夫多妻男が初婚女と再婚するパターンが多いため、未婚男がその割を食っているからだと想定されています。
ちなみに、逆に男余りの少ないエリアトップは、1位:鹿児島県1.021、2位:福岡県1.024、3位:大阪府1.024、4位:東京都1.031、5位:奈良県1.034、となっています。
なぜ北関東は若い女性が流出してしまうのか?
ランキングトップ5には北関東3県がすべて入っています😢
理由として考えられる主な要因は、高校卒業後の進学と、魅力な職場を求めての移住と考えられます。
また、進化生物学の観点から見れば、若い女性で魅力的な女性であればあるほど、強い(見た目、稼ぎのいい)男性を本能的に求めるため、できるだけ獲得可能性の高い、東京に向かうことも大きく影響しているでしょう。
北関東は東京からの距離が近いため、多くの女性が結婚適齢期に移住してしまう傾向が強いのもしかたないと言えます。
そもそも北関東は、若い女性の流出ランキングで上位に位置しやすいですが、他の地方も同様に首都圏含め、最寄りの大都市に若い女性が吸収されている状況は変わりません。
つまり、地方の若い女性は、総じて東京圏に向かってしまう傾向が続いています。
豊かな地域は男が余りやすい?
興味深いのは若い男性の仕事との関連性です。
2000年のデータでいえば、男余り全国1位はなんと・・・・・