宇都宮市のLRTは開業以来、大盛況で、開発に反対していた方々の心配をよそに、開業初年度の収支は、なんと!試算を超える黒字化が確実な見通しとなっています🙌
開業後の利用状況は、平日は朝夕の通勤通学客のほか、工業団地への出張者など昼の利用もあり、予測通りに推移しました。
想定外だったのは、土日祝日の市民の足として、ベルモールへの買い物客を中心に予測の2~4倍で利用客が推移していることです。
特に平日は9割が定期券利用者になるとの予測だったのが、定期券の販売数は現状では、9割には届かない数字になっています。
逆に言えば、それだけ日常利用が堅調に推移し、この半年間を支えたことになります。
開発に反対していた方々の心配とはうらはらに、通勤利用以外の一般市民が日常の足として想定以上にLRTを利用した結果となりました。
この結果から、わかったことは、マイカーに依存したくない宇都宮市民が数多くいたことと、交通弱者の高齢者や高校生以下の子どもたちにとってLRTはかけがえのない足になったことです。
また、LRTができたことで、LRTを目的に宇都宮市を訪れる観光客が増え、街のブランドイメージ向上にも、大きく貢献しました。
LRTの西側延伸が必要な理由?
宇都宮市のLRTは、開業初年度から試算を超える黒字化が確実になり、西側延伸に弾みがつきました。
開発に反対していた方々の主張はことごとく間違っていたことが結果に出てしまい、有権者の多くも、西側延伸に期待するようになっています。
また、昨今はバス運転手の不足が深刻になっていることで、宇都宮市内のバス路線も減便を余儀なくされています!
→関東自動車、路線バスを5%減便 労働時間規制響く(日本経済新聞)
これからますますバス運転手の不足は深刻化し、現実的には既存のバス路線を維持するのは年々困難になるため、宇都宮市は駅西エリアでもLRTを軸に公共交通の見直しが不可欠な状況になってきています。
このように、宇都宮市が目指すコンパクトシティ構想が順調に進んで行きそうな体制が整ってきましたが、ここへきて新たな問題が浮上してきています💦
世界的な資材価格の高騰と建築人材の不足で、全国のまちづくりに深刻な影響が!
宇都宮市以外でも全国各都市の中心市街地では、高度経済成長期の古いビルや建物を取り壊して、高層ビルやマンションなどを建設する再開発が進められています。
中心市街地で高層化による再開発を進める全国129の地区にアンケート調査をしたところ、
全体の7割以上で工事費が上昇し、計画の遅れや・・・・・