宇都宮市長選と栃木県知事選も終わり、どちらも現職が再選し、宇都宮市の次世代型公共交通、LRTを西側延伸する計画が実現することに期待を寄せる報道が増えています。
→宇都宮と芳賀結ぶLRT 累計乗客数500万人超に 沿線活性化で高まる延伸への期待(産経新聞)
人口減少、少子高齢化の進行で、東京一極集中はとどまることを知らず、日本各地の地方から大都市に富が集中し、「人」も流れ続けています。
そんな中、地方都市の希望でもある、スマートな次世代公共交通、LRTを開業した宇都宮市。
ネット上では、先行して開業している東側の成功を経て、早期の西側延伸を要望する意見が多数の賛同を得ています。
しかし、、一方で、、
今、地方都市では、公共工事を受注してもらえない、「入札不調」が相次いでいます😓💦
とにかく、今までの常識が全く通用しない状況となり、行政の仕事が全く進行しない事態となり、混乱がつづいています。
今回は、全国各地で起こっている、「公共工事ができない」問題を考えながら、宇都宮市に起こる未来を考えたいと思います。
過去ログ→【インフレと人手不足で、東京都心部でも再開発が困難に!?】LRT西側延伸と宇都宮駅西口の再開発にも暗い見通しが💦
過去ログ→【訪れる新築の限界💦宇都宮市のマイホームは中古がメインに!?】破綻しないマイホーム選びを考えてみたら・・!?
混迷する公共工事!入札不調とは何なのか!?
「入札不調」とは、公共工事の入札において、参加する事業者がいない、または予定価格を下回る金額の入札がなかったため、入札行為を中止することを指します。
→国立劇場閉場1年、再開発が暗礁に 歌舞伎・中村萬壽氏「伝統芸能の死活問題」(日経ビジネス)
どうして入札不調が起きるのか?
・発注機関が提示する条件が現実の状況とかけ離れて安く、採算に合わない
・入札地が地理的に遠すぎる
・人手不足や労務費や材料費の高騰
・発注機関の調査不足により魅力的でない条件を提示した
・条件に対応できる事業者がいなかった
などが考えられますが、現状はほぼ人手不足と建設コスト高騰に尽きます😅💦
皆さんも、ここ2年ほどで物価高騰が手取り収入に全く追いつかず、ひどいインフレになっているのを実感していると思います。
インフレの波は、公共工事の建設費にも直撃しており、巨額の公共工事を発注する地方自治体や国の事業ですら・・・・