【宇都宮LRT西側延伸の代替案として自動運転バス導入の可能性は?】LRTと比較した5年間の総コストを比較してみたら・・!?

自動運転バスへの期待は高いですね。

昨年末、宇都宮市長選挙のときに、LRT西側延伸をやめて、自動運転バスの導入を推進する候補者がいましたが、結果は大惨敗でした。

宇都宮市ではLRTブームでバスは時代遅れ感が強くなっていますが、現状、地方都市の公共交通の主軸を担っているのは、公共バスです。

豊富な予算や住民の理解、長期的な需要が見込めれば、宇都宮市が導入しているLRTのような新たな公共交通の整備も可能でしょうが、実際に整備を実現するのは容易ではありません。

宇都宮市でさえ、構想から、実際の開業までに30年以上もの歳月を要しています😅

過去ログ→【どうなる宇都宮市長&栃木県知事選挙!?】政治にほんろうされ続けた、LRT開通までの30年を振りかえると!?

少子高齢化と人口減少が加速するなか、運転手の深刻な人手不足で全国のバス路線はすでに、待ったなしの崩壊が始まっています💦

過去ログ→【宇都宮市のLRT西側延伸、待ったなし!?】バス運転手不足で公共交通の崩壊が始まっている!

しかし、皆の期待をよそに、自動運転車の実用化は一向に進む気配を見せてません。

ニュースなどで話題になっている自動運転のバス路線も限られた一部エリアのみ、実証実験ばかりで、全国的にバス路線の崩壊を止める手段にはなっていません。

すでに政令指定都市クラスでも、バス路線の崩壊で通勤や通学に支障をきたす地域が出てきています。

今回は、皆様の期待に反するかもしませんが、自動運転バスに関する、厳しい現実について深堀りし、宇都宮市や地方都市の公共交通の未来を考えたいと思います。

 

LRTよりコスパがいいと思われていた自動運転バスの現実

昨年末の市長選挙のときもそうでしたが、LRTは新たなインフラ整備をするからコスト高で、自動運転バスは既存のインフラ(車両や道路)を利用するからコスト安だと勘違いしている方も多いと思います。

しかし現実的に、自動運転バスで既存のバス路線を維持しようとするなら、多額の設備投資が必要となります!

夢ふくらむ次世代の技術に期待するのは理解できますが、自動運転バスへの移行には重大な課題があり、実現可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

以下、その理由に迫ります。

 

自動運転システムの実用化には莫大なエネルギーが必要

公共交通の問題を自動運転を利用した仕組みで解決しようと考えるなら、AI処理やセンサー解析、通信システムの維持に24時間365日、莫大な電力供給が必要となります。

また、これらのシステム導入、更新にも継続的なエネルギー消費が必要となります。

さらに、自動運転バスの実現には全車両のEV化が前提となります。

つまり、既存のバス車両では対応できないので、新たに全てのバスを買い替えて、EV化する必要があるのです。

これは、高度な自動運転システムに安定した電力供給を確保するために必要なものとなります。

しかし、既存のバス車両をEVに置き換えるには、1台あたり約3,500万円の追加コストが発生します。

宇都宮市規模の運用でも、車両調達と充電インフラ整備に数千億円規模の投資が必要になります。

また、これだけの電気バスを運用するには・・・・・

 

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2025/01/26