宇都宮市は今月、次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側延伸について、2030年代前半の開業を目指す県教育会館(駒生1丁目)までの整備区間(約5km)の停留場配置案を公表しました!
JR宇都宮駅西口のロータリー部分ほか、東武宇都宮駅前など12カ所の停留場を現状では想定しているもようです。
軌道建設に必要な国への特許申請は、駅西側の再開発と歩調を合わせ一体的に進めるため、当初の「2024年中」を先延ばしし、「25年度中」を目指す方針です。
特許申請の延長で開業予定時期がずれ込むのかと心配しましたが、、宇都宮市は「より丁寧に意見交換を行っていくことで、申請後の施工スピードを速められると考えている」と述べ、開業時期に影響がないことを強調しましたので、一安心です。
想定されている12の停留所とは?
宇都宮駅東口停留場から、JR線の2階部分を横断し、西口駅前の停留所を含めた教育会館前までに12カ所の停留場を配置予定です。
JR宇都宮駅西口と東武宇都宮駅前と桜通り十文字の3箇所には、路線バス等と乗り換えがスムーズに行えるトランジットセンターの機能を設ける方針で、これらの案を基に市民や事業者、関係機関との協議を深めていくとのこと。
西側の停留場はいずれも仮称で配置イメージとして提示され、今後名称が変わることもあるようです。
先日も過去ログで書きましたが、県美術館は移転予定なので、美術館前の名称は変わるかもしれません。
→【コンパクトシティ化に逆行する県立図書館&美術館の移転!?】ちぐはぐな宇都宮市と栃木県の相違とは!?
宇都宮市としては、LRT沿線沿いに公共機関を集約させたいあらわれから、仮名称を【美術館前】にしたのかもしれませんね。
あらためて、栃木県の美術館移転は国と宇都宮市が推進するコンパクトシティ化と逆行する再開発だけに、県の議会には再考を切に願いたいものです。
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今回の発表で一番の目玉は、大通りを歩行者中心のウォーカブルシティへの大胆な転換を画策していることです。
「人中心のウオーカブルなまちづくり」を前提として、海外の都市を例に、大通りの道路空間を・・・・・