【宇都宮市でLRTが開業して、もうすぐ1年!抜群の開発効果が続々公表される!】東西の比較で見る、なぜバスではダメなのか!?

宇都宮市のLRTは、来月で開業から間もなく一年を迎えます。

まだ開業間もないので、様々な課題もありますが、宇都宮市のLRT整備は、大成功と言える結果が続々と公表されています!

広報うつのみや2024年7月号に掲載された、資料をもとに、LRTの開業効果を見ていきましょう。

今年4月にダイヤ改正し、増便を行いました。

それだけ、想定より利用者が多かったことを意味します。

ダイヤ改正をし、平日の利用者がなんと1.2倍になったということで、需要の掘り起こしにも成功したと言えます。

ライトラインの一日乗車券も3月末時点で9000枚も売れているようですね!

すでに、観光コンテンツとして「宇都宮LRT」が定着し始めていることの現れでしょう。

「宇都宮餃子」と「宇都宮LRT」は街に観光客を惹きつける2大コンテンツとなりました。

昨対比での観光客数も18%あまりも増加し、再度来訪の理由にLRTを上げている方が13.7%もいるのにも驚かされます。

街の移動手段にとどまらず、観光アトラクションとして乗車する人がこれほどいるとは、宇都宮市も嬉しい想定外な結果でしょう。

宇都宮市全体では、人口減少しているなか、LRT沿線では、不動産開発の活況に伴い、沿線人口が増えています!

約12年ほどで、5000人あまりもの人が沿線で増加しました。

特出すべきことは、ここ3年余りの傾向で、沿線外では転出超過が鮮明なのに、沿線内は2%あまりも転入超過していることです。

つまり、沿線では人口密度が増し、地域に活気が生まれ、宇都宮市の目指すネットワーク型コンパクトシティ構想がうまく進行していことがうかがえます。

また、沿線の工業団地には、巨額の1100億円以上の新たな投資が、開業後に行われています。

LRT東側の開発投資額は684億円と巨額ですが、浜松市の資料がわかりやすいので引用しますと、(芳賀町のはがの字が間違っていますね笑😅)

総事業費における宇都宮市の負担は、なんと半額以下となります。

新聞報道等では総額の684億円ばかりが大きく取りざたされていましたが、資料をみればわかるように、半分は国費でまかなわれ、芳賀町の負担分もあり、実際の宇都宮市の負担は、約200億円です。

整備費用の負担も、毎年予算のわずか1%未満で、コスパもよく、浜松市も検討材料として引用しているのでしょうね。

宇都宮市が負担する200億円規模のインフラ投資に対して、工業団地だけで1100億円の新たな投資を呼び込み、更に、民間の分譲マンションや住宅への投資等を合わせると、何倍もの巨額な民間投資を沿線に呼び込めたことになります。

その結果が、沿線の地価にも如実に反映されています。

以前の過去ログでもふれましたが、直近のデータでは、LRT沿線が地価上昇ランキングを独占しています。

過去ログ→【最新2024年!宇都宮市の公示地価はLRT効果が鮮明!】値上がりエリアと値下がりエリアを深堀りしてみたら・・!?

住宅地だけでなく商業地も駅東エリアが上昇率ランキングの上位を独占しており、LRTがもたらす経済の好循環が、沿線エリアに波及しています。

LRT開業後に沿線住民のライフスタイルも・・・・・

(→Blogger で続きを見る!)サンプラン荻原功太朗のブログ『宇都宮市の不動産屋のホンネの話』

 

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2024/07/10