宇都宮市から、LRT開通後の交通未来都市をイメージした資料が公表されました。
こちら→全国から選ばれる「交通未来都市うつのみや」を目指して
宇都宮市はこれからどう変わっていくのでしょうか??
公表されている情報から、今後の街の変化と不動産市況を予想をしてみます。
まずは、『ネットワークコンパクトシティを目指す!』という構想から考えられるキーワードが、
拠点中心の開発!分散から集中の流れを促進!
このイラストにある赤い場所(拠点)への集中投資が行われていくでしょう。
過去の関連記事→宇都宮市のコンパクトシティ化の行方とは??不動産価格変動の衝撃!?
拠点エリアの中でも、トランジットセンターと呼ばれる新たに設置される交通拠点エリアは特に注目です!
今まで、宇都宮市の交通の中心はマイカーでした。
そのため、街が無秩序に拡散してしまいました。
高齢化の進展でマイカー利用が困難な住民が急増しそうなことから、公共交通の役割が非常に重要になっています。
そのためにも、点在した住まいをできるだけ集約する必要性に迫られています。
また、病院や商店も今はマイカーでの利用を前提に設計されていますので、そちらも集約が必要になってくるでしょう。
公共交通のネットワークを整備して、拠点エリアへ人を誘導していくことになります。
今回のレポートでは、交通の要となるトランジットセンターに関する項目が目立ちました。
トランジットセンター周辺への医療・福祉,子育て支援,商業施設等の整備誘導が重点目標になっていますしね。
さらに産業の誘致も行っていくようなので、オフィスや商店、保育園や病院など分散した街の施設がトランジットセンターに集まるようになるでしょう。
マイカーでも、公共交通の利用でも、便利に暮らせる、弱者にやさしいコンパクトシティになると期待されます。
不動産市況でいえば、トランジットセンター周辺の価格の上昇は、ほぼ間違いないでしょう。
周辺ではマンションなどの住宅開発も盛んに行われることになるので人も増えるでしょう。
トランジットセンター周辺や新設される駅周辺の土地は、容積率の緩和がもあるかもしれません。
(※容積率の緩和とは?→アパートしか建てられなかった土地にマンションを建てたりできるようになること。)
拠点エリアは規制緩和や税制の優遇などをして、積極的に開発を促していくことになるでしょう。
民間も拠点エリアへの投資を促進していくことになるのは間違いありません。
これから、宇都宮市で不動産を買うなら、LRT沿線の駅周辺エリアが有望になります。
なかでもトランジットセンターのできる拠点駅へ人気が集中するでしょう。
逆に!拠点以外のエリアは拠点までいかないと不便になるでしょう。
それでも、もともとそのような場所は徒歩圏に生活施設が少ない場所なので、あまり不便さを感じることも少ないと思います。
それよりも!
バスネットワークの改善も同時に行われるので、トータルでみれば、すべての住民に恩恵があるのは間違いないでしょう。
不動産価値は宇都宮市内でも、すでに2極化が鮮明です。
今後も、拠点エリア以外は価格が下落していくことが予想されます。
価値の2極化はLRTが・・・・・・
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