国立社会保障・人口問題研究所によると、
2035年には総人口1億に対して
独身者4800万人になると予想されています!!
単身者が主流になる時、世の中はどう変わっていくのか?
面白い記事があったので→独身4800万人! ソロ社会は世の中をどう変えるのか?
不動産市場も今後は、この記事にあるような、お一人様向けのビジネスが急速に普及してくることが予想されます。
最近感じるのは、単身者のマイホームに関する意識。
統計によれば、35歳過ぎるとその後結婚できる確率は、男性は3%、女性は2%しかありません。
ほとんどの30代・40代の独身の方が、これから将来結婚できる確率が極めて少ないのが厳しい現実です。
女性ほど、30代後半や40代に入ると、結婚しないことも考慮した、人生設計をしっかり考える方が多いのが目立ちます。
特に、キャリアのある仕事に付いている女性ほどその傾向が強いです。
そのため、ローンが組みやすい40代までに、マイホームを買う選択をする方も多いです。
実際、ここ数年でそういった単身女性のお客様が非常に増えました。
しかし!男性は。。。??
将来に対して、現実と向かい合うより。。夢見心地でいたいのか。。。
女性と違い、男性は60代でも子供を作れる方が多いのも影響していることでしょうね。
そのため、男性は単身のままの人生設計について考える方が、少ないように感じます。。
家についていえば、何も考えず、最悪、賃貸のままでいいか。。くらい。。
しかし!現状でいえば。
高齢なった時、独身単身者が、賃貸物件を借りることは容易ではありません。
まして、子供や身寄りのない方になれば尚更です!
なぜか?理由は、ズバリ!
「高齢の単身者は、何時、何が起こっても不思議ではない!」
そのため入居者のリスクが高く大家さんが嫌がる!
今は、シャキシャキして、元気で、自活出来ていても、明日ひょっとしたら倒れてしまうかも知れない。。。
そういった心配をオーナーサイドは常に考えます。
賃貸物件に高齢の単身者を入居させることは、若い人よりはるかにリスクが高くなります。
特に、身よりもなければ尚更です。
痴呆にでもなって、家賃を支払ってもらえなかったり、火事や事故、孤独死など、とにかくオーナーサイドにとっては非常にリスクの高い入居者となります。
家賃を支払ってもらえなくなっても、人道的に放り出しにくいことも。。
そうなると、リスクの高い分、受け入れてもらえる住宅の数は減ります!
今はまだ30代や40代で元気でも、いずれは年をとって高齢者になった時!
いままで通りの賃貸物件を自由に選んで住める保証はどこにもありません。。。
リスクの高い入居者になれば、それ相応の負担が求められます!
大家さんの立場で考えれば、しょうがないことです。
もし、単身高齢者を入居させて、そこで孤独死でもされたら、事故物件になってしまい、次の入居者を探すの苦労したり物件の価値が落ちてしまいます。
まして、火事でも起こされたら大変です。。。
身寄りのない方であれば、定期的に安否の確認のため、訪問が必要なこともあるでしょう。。
そういった、リスクを取るなら、空き家のままでも良い!と考える大家さんも少なくないのです。
現に、最近震災のあった、熊本などでは、賃貸需要が急激に増加しましたが。。
高齢の単身者は、需給が逼迫すると一番不利な立場になり、物件を獲得するのが容易でない状態が続いているようです。
宇都宮市でも、これだけ空き家や空き物件が問題になっても、いまだに外国人の方が賃貸物件を探すのは容易ではありません。。
場所の良いところや、条件の良い物件は外国人NG物件がほとんどです。
オーナーサイドは常に、リスクを取るくらいなら空室のままで良いという選択権があります。
そのため、宇都宮に住んでいる外国人の皆様の多くは物件の購入を検討せざる得ない状況です。
家が余っていても、この状況。。
将来的に単身高齢者も、外国人の方と同じように賃貸物件を探すことが困難になるかもしれません。
最近、流行りの高齢者専用賃貸住宅を建てたオーナーさんからグチを・・・・・
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