宇都宮市は街の発展を考える上で、市内の地域を5つに区分し、現状と課題を整理し、将来の街づくりの方向性を示しています。
区分された地域の詳細なデータが公表されているので、そのデータと都市計画の方針をもとに宇都宮市内の5つのエリアにおける不動産の将来性について考えてみます。
まずは、どのように5つのエリアを区分しているか見てみましょう。
図を見てもらえればわかるように、北西、北東、中央、南部、東部と5つのエリアに区分されています。
北東部は合併した、河内町と上河内村エリアとなっています。
在来の宇都宮市は4つに区分されています。
では個別のデータを見ていきましょう。
まずは、地域ごとの面積、人口、世帯数の表を引用します。
面積の約半分は、農地の割合が多い北西部と北東部が占めています。
人口は、中央エリアと、東武線やJR沿線の南部エリアが圧倒的な比重を占めていて、2地域で人口の70%ほどが暮らしています。
面積は50%以上ある北東部、北西部ですが、人口は20%にも満たないので、人口密度は極端に低いです。
一方、30%に満たない面積に70%ほどの人が住む、中央、南部は人口密度が高く、不動産の価値も高いエリアになっています。
面積が20%ほどの東部エリアはLRT(次世代型路面電車)の開通を控え、ニュータウンの開発などもあり、宇都宮市内で世帯数、人口が最も成長著しいエリアとなっています。
20年前の2000年から昨年までで、人口は22%あまりも上昇し、世帯数はなんと48%あまりも上昇しています。
宇都宮市でここ20年において、不動産開発が最も進められた地域が東部エリアであったことがデータからはわかります。
では、次に地域別の年齢構成を比較してみます。
年少人口の割合がもっとも多いのが、東部エリアです。
新しく開発されたニュータウンの、ゆいの杜に新設小学校ができることからもわかるように、東部エリアにニューファミリーが続々マイホームを求めています。
逆に老年人口の割合でみると、北西部と北東部で高い割合となっています。
特に、北西部は農地も多く、公共交通のアクセスもバスのみになるので、企業誘致で不利な立場ですから、仕事も限られどうしても生産年齢人口の割合も少なくなってしまうのでしょう。
中央エリア、工業団地のある東部エリアは、仕事が多い場所であることから、生産年齢人口の割合が高いです。
不動産の価値で言えば・・・・
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(Blogger で続きを見る!)サンプラン荻原功太朗のブログ『宇都宮市の不動産屋のホンネの話』