東京都の小池都知事が新築住宅に「太陽光発電搭載の義務化」を発表したことにより「載せる・載せない」で意見が対立し、建築業界や有識者も交え議論が交わされています。
不動産の経験が長く太陽光発電の原理や世界的な傾向、メーカーごとのモジュール(太陽光パネルのことです)スペックの違いや買取金額の変動など、少なからず太陽光発電の初期から学んできた人間の意見としては、
「充分に検討してメリットがあると思うなら、載せたほうがいいですよ」というスタンスです。
そのような観点から言えば、義務化は「いかがなもの?」との思いはあります。
(あくまでも個人的な意見ですが・・)
テレビ番組やYou Tubeなどでも度々、「東京都の太陽光発電搭載義務化」にたいしての討論番組が放映されており、タイミングがあえばできる限り観るようにしています。
ゲストや出演者によって参考になる番組もあれば、「小池都知事が嫌い!」というアンチ小池派により、命題であるはずの「なぜ搭載を義務化するのに至ったか」などの議論をおざなりにされ、「いまさら載せてもモトが取れない」といった、番組の構成自体がゆがめられているのではとの印象を受けるものが数多く見受けられます。
「モトが取れる」といった発想で考えれば、太陽光モジュール(パネル)+パワーコンディショナー+モニターの3点セットの料金にプラスして、現在は売電価格も低い(10kw未満:16円/kwh)ですから、自己消費のためには蓄電池も最初から設置した方が良いですし、搭載後のメンテナンス費用や、最終的な撤去費用まで含めて考えなければなりません。
さらに屋根にパネルを載せるのであれば住宅耐震等級も2等級以上(耐震等級は1~3まであり、数字が増えるほど耐震性能が高くなります)は欲しいところです。
残念ながら、太陽光発電システムを販売している会社の多くは・・・・・